BLOGブログ

BLOGブログ

6

症例ー繰り返す頭痛ー10代男性

鍼灸

こんにちは♪

ブログを覗いてくださりありがとうございます。

今回は頭痛の症例について

患者10代男性
主訴 頭痛 
愁訴 全身のコリ・ハリ感・めまい・のどのかわき・下痢・眠れない
頭痛が良くならないと秋頃に来院。
加えて全身の倦怠感や、諸症状がでているとのこと。
脈を拝見し、お腹の状態、内臓バランスを確認すると
夏頃から外気の熱にやられ、身体に熱が籠っている状態が
長く続いている状態に。
分かりやすく言えば、倒れる程ではないが熱中症になっている。
熱のこもっている場所は横隔膜あたり。
ここに熱がこもることで、内臓全体が嫌な熱に覆われてしまい
本来の働きが上手く出来なくなる。
更に、熱が上昇する特徴から横隔膜より上の心臓や頭などに
より強く熱が溜まってしまい、頭痛やめまいなどを引き起こしていた。
また、内臓の働きが落ちてしまうことで、身体の芯が冷えて
しまい、下痢などの症状を起こしていた。
さらには、身体の疲労物質を除去する自己治癒力も落ちてしまい
全身の倦怠感に繋がっていた。

今回は当てるだけの鍉鍼(ていしん)とよばれる鍼をつかい
こもった熱を抜き、弱っている所を補った。
お灸もし、全体的なバランスを取り戻したところで施術を終えた。

起きてもらうと、頭痛はなくなり身体も動かしやすくなっていた。
もう一回ほど必要かなと感じたが、様子を見て頂いた。
次の来院はなかったので大丈夫だったかな?と思いつつも
回復を願った。
後日、親御さんよりあれから体調が良いとの連絡を受けた。


今回のようなケースで鍼に行こうと思って頂くことはとても
少ないのではないかと思います。
内科、はたまた脳外科へいって検査したり、薬を飲むことの方が
多いのではないでしょうか。
もちろんそれで治るケースも沢山あります。
ただ、その頭痛を引き起こしている直接的な原因をしっかりと
見つけ、直接的にアプローチ出来るのは東洋医学ならではと思っています。

なかなか良くならない症状をお持ちでしたら、
東洋医学の扉も是非ノックしてみてくださいね♪


鍼灸師 齋藤弘朗

RELATED

関連記事

PAGE TOP